ジャラグア(ゴイアス州)の歴史
ジャラグア(Jaraguá)は18世紀のゴールドラッシュから生まれ、ベレン~ブラジリア街道とともに発展し、今ではブラジル全土で「縫製の都」として知られています。
金と最初の住民
ジャラグアに人が住み始めた正確な時期はわかっていません。ただ、メイア・ポンテ集落(1727年、現在のピレノポリス)とサンタ・リタ・ド・アンタ集落(1729年)が築かれた後であることは確かで、その頃、外部から来た人々がこの地域に入り込み、金の密採掘を始めました。当局は彼らを処罰したのち、この地域が実際に金の産出で大きな可能性を秘めていることを確認し、それによってあらゆる種類の冒険者が大量に押し寄せることになりました。近くには先住民ジャグアラ族(Jaguarás)が暮らしており、町の名はこの部族に由来しています。
シルヴェストレ神父と「ヴィラ」の誕生
採掘場の正当な所有者たちが到来し、奴隷労働による採掘が進むと、集落は大きく発展しました。1833年にはシルヴェストレ・アルヴァレス・ダ・シルヴァ神父と、その補佐のマノエル・リベイロ・デ・フレイタス神父がジャラグアにやって来て、地域の発展の礎を築く手助けをしました。集落はノッサ・セニョーラ・ダ・ペーニャ・デ・ジャラグアと名乗り、1833年7月1日の政令第8号によってメイア・ポンテから分離して「ヴィラ(町)」に昇格しました。1882年7月29日の州法第666号で市となり、ジャラグアという名称になりました。司法管轄区(コマルカ)の中心地でもあります。
ヴィガリオ・アルヴァレス通りにあるシルヴェストレ神父の家は州の文化財に指定されており(2004年の州令第6.024号)、現在は市の文化会館になっています。
停滞からベレン~ブラジリア街道へ
金が衰退すると、この土地は長いあいだ停滞しました。1941年から1944年にかけて建設された農業入植地道路(Estrada Rodoviária da Colônia Agrícola)が再び成長に火をつけ、農産物を州内や国内の主要市場へ運び出す道が開かれました。
大きな転機となったのは、ベレン~ブラジリア街道(国道BR-153号線)です。商業はかつてない発展を遂げ、新しい分譲地や地区が次々と生まれました。ヴィラ・イザウラ、ヴィラ・コロアード、ヴィラ・コロンボ、ヴィラ・ブラジリーニャ、ヴィラ・リオ・ヴェルメーリョ(BNH)、ジャルジン・アナ・エジチ、ジャルジン・アエロポルト、ジャルジン・アトランチコなどです。ジャラグアはゴイアス州の北部と南部を結ぶ欠かせない中継地となりました。
地理と集落
ジャラグアはゴイアス州の「マト・グロッソ・デ・ゴイアス」と呼ばれる地帯にあり、標高は610m、気候は熱帯湿潤で、気温は17℃から33℃です。IBGE(ブラジル地理統計院)によると面積は1,848.947km²です。主な川はアルマス川(Rio das Almas)で、市街地の全域を流れ、ペイシェ川、パリ川、スクリ川などの支流が注ぎます。最も重要な高地はテレビ塔が立つジャラグア山です。
市内には、アルヴェランジア、アルトゥランジア(州道GO-5沿い)、クルゼイリーニョ、ミリランジア、モンテ・カステロ、パレスチナ、サンタ・バルバラ、ヴィラ・アパレシーダ(ジャトバ)、サン・ジェラルドの各集落があります。詳しくはジャラグアの地理をご覧ください。
経済:パイナップルからジーンズへ
農業ではトウモロコシ、豆、パイナップルが中心で、肉牛と乳牛の畜産も行われています。しかし20世紀後半の数十年で町を大きく変えたのは縫製産業でした。今では数百の工場があり、特にアエロポルト地区(Setor Aeroporto)とJK通り(Avenida JK)に集中しています。ジャラグアのジーンズは全国各地の小売店主に卸売りされています。ジャラグアの縫製工場もご覧ください。
年表
| 18世紀 | 金の採掘と集落の形成。マトリス教会(ノッサ・セニョーラ・ダ・ペーニャ)の最初の礼拝堂(1748年)とロザリオ教会(1776年)が建てられる。 |
|---|---|
| 1828年 | ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイサォン教会の建設が始まる。 |
| 1833年 | シルヴェストレ神父が到着。「ヴィラ(町)」に昇格(7月1日)。 |
| 1882年 | ジャラグアの名で市に昇格(7月29日。現在の町の誕生日)。 |
| 1941~1944年 | 農業入植地道路が経済を再び活性化させる。 |
| 1950~60年代 | ベレン~ブラジリア街道(国道BR-153号線)の開通と市街地の拡大。 |
| 1918~1950年 | マトリス教会が取り壊され(1918年)、再建される(1950年)。 |
| 1998年 | ジャラグア山が生態公園に指定される(州法第13.247号)。 |
| 2015年 | 州法第18.844号により名称と区域が改められ、ジャラグア山州立公園となる。 |
| 2025~2026年 | 国道BR-153号線沿いのジャラグア・アウトレットとエキスポ・ジャラグア。2026年6月、州立公園の管理計画が承認される。 |
| 現在 | 縫製とジーンズの産地。2022年国勢調査の人口は45,223人。 |
更新日:2026年9月24日